「共生」とは何か 松田裕之 現代書館(第1刷)訂正一覧 '97 7/18現在

  誤りを指摘して頂いた久保拓弥氏、砂原俊彦氏、和田時夫氏、堀道雄氏、粕谷英一氏、宮本博和氏、川田米太郎氏に感謝します。

★以下は第1刷と第2刷の共通の訂正

113頁図4の説明 説明中の記号のうち、dはm(偏微分記号のdを除く)、cはC、pはPの誤り。つまり、
図4 (左)天敵の個体数Pと分別ある採餌時間Cmsyおよび適応的な採餌時間Cessの関係の模式図。草の量Rの時間変化はdR/dt=[f(R)-CN]R、シカの個体数Nの時間変化はdN/dt=[g(CR)-m-h(C)P]N、ただしf(R)=r(1-R/K), g(CR)=匹R, h(C)=eCと仮定した。記号の意味は図3参照。分別ある採餌時間はNの平衡個体数を最大にするCでCmsy=2m2/(K-2mP)と表わされ、適応的な採餌時間はCess=m/Pである。(右)天敵の個体数Pと分別ある採餌時間を採るシカの平衡個体数Nmsyおよび適応的な採餌時間を採るシカの平衡個体数Nessの関係の模式図。Nmsy=rK/4m2-rP/m, Ness=rP/m-4rP2/K

★以下は第1刷の訂正

4頁4行目 「共生の思想に反することである」→「生態学的に見て誤った考え方である」

4頁15行目 「声が上がってきた」→「声を上げる人もいる」

13頁6行目 「8 住み場所を巡る寄生関係」→「8 住み場所を巡る搾取関係」

38頁図1説明下から3行目  「表らわ」→「表わ」

39頁2行目 「(「光、熱、波動」五頁)では空気中から水中に入る光の屈折について次のように説明している。」→「(「光、熱、波動」五頁)の内容を手短に述べると、光の屈折は以下のように説明できる。」

43頁2行目  「先ほど登場したカッコウ」→「カッコウ」

64頁3行目 「絞りとる」→「搾りとる」

66頁9、10行目 「フクロムシは雄のカニの生殖線を侵害して虚勢状態にする。これを寄生虚勢という。」→「生殖線」は「生殖腺」の誤り、「虚勢」は2カ所とも「去勢」の誤り

70頁1行目 「相手の心を掴む」→「相手の心を掴{つか}む」(ふりがなをふ る)

71頁13行目 「8 住み場所を巡る寄生関係」→「8 住み場所を巡る搾取関係」

73頁3行目 「託卵」→「托卵」

74頁7行目 「褒美」→「褒美{ほうび}」(ふりがなをふる)

83頁16行目 「自由競走」→「自由競争」

85頁16行目 「河野昭一・井上健編」→「井上健・湯本貴和編」(たいへん失礼しました)

89頁8行目 「逆にラーメン屋同士」→「そのときはラーメン屋同士」

91頁12行目 「ウガンダ」→「ブルンディとザンビア」

93頁12行目  「現在では不妊雄は有効ではなくなったが」→「後になって不妊雄の効果は減少したが」

100頁8行目 「生産性は高い」→「生産性は高いという」

103頁図2の説明  「点線は」→「太線は」、「Rosenzeweig」→「Rosenzweig」、「参照に作図」→「参考に作図」

113頁図4の説明 「(右)」→「(左)」、「(左)」→「(右)」(上述の第2刷の訂正も参照のこと)

116頁15行目 『天敵真空・・・進化』→「天敵真空・・・進化」(一重括弧に)

117頁3行目 「最後の学園」→「生物の楽園」

117頁12行目 「Rosenzeweig」→「Rosenzweig」

118頁5行目 『種間相互作用と共進化』→「種間相互作用と共進化」(一重括弧に)

135頁5行目 「日本のブナ林」→「日本の森林」

137頁15行目 「宇宙線から地上の生物と電波環境を守っている」→「太陽から来る紫外線から地上の生物を守っている」

139頁5行目 「繰舵機」→「操舵機」

140頁8行目 「最近は同時に複数の応用ソフトウェアを同時に」→「最近は一人で複数の応用ソフトウェアを同時に」

143頁17行目 「虚勢」→「去勢」

151頁17行目 「befence」→「defence」

157頁図6 縦軸は「生残率f(N)」→「生産量」、説明は「生産量f(N)」→「生産量f(N)N」

158頁6行目 「図7の」→「図6の曲線Bの」

158頁図7の中 「収穫量」→「収獲量」

159頁7行目 最大持続生産量とも訳される→最大持続生産量とも訳される。なお本書では漁獲量に限定してこの語を用いたため、「収穫」でなく「収獲」と表わす

164頁15行目   「投網{とあみ}」→「投網{とうもう}」 "とあみ"は網の種類で、網を投げることではない。

165頁図8の説明 「収穫量」→「収獲量」、「それ以外ではでは」→「それ以外では」

166頁15行目  「図7のような再生産関係」→「図7のような生産量 関係」

168頁14行目 「漁業者が獲る直前まで育てて自治体の船が魚介類を放流」→「自治体は漁業者が獲る直前まで育てて魚介類を放流」

170頁図9 図の中の(1)は「マイワシ」、(2)は「サバ」、(3)は「カタクチイワシ、アジ、サンマ」に書き直す

172頁8行目 「最大持続収量」→「最大持続収穫量」

174頁図11 図Bの棒グラフ内の「88」は「87」の誤り

176頁12行目 「長期に渡る」→「長期にわたる」

178頁11行目 「これなら資源は保護できるし、自分の利益を求めて一所懸命頑張る余地があるし、皆が頑張るほど漁期が短く、残った時間を楽しむことができる」→「この方式は魚種によっては、漁獲量を不正に定めたり、漁法の技術革新にかかる出費の過当競争をもたらすことがある」

186頁12行目 「来世紀」→「二一世紀」

196頁4行目 「そのときも兄は値上げする」→「そのときも兄は値下げする」

200頁14行目 「自由に競走」→「自由に競争」

205頁12行目  「表6・2」→「表3」

215頁14、15行目 ともに「上側の表」→「左側の表」

225頁12行目 「訳する」→「訳す」

230頁14行目 「『遺伝子は」→「共訳書に『遺伝子は」

松田 裕之


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