2001年度応用生態工学
福岡基礎講座
8/25松田裕之

164-8639 東京都中野区南台1-15-1 東京大学海洋研究所 
松田裕之まで tel.03-5351-6494 fax.03-5351-6492 email:matsuda@ori.u-tokyo.ac.jp

 

2001年8月7日更新

講座の目的

8/25 松田の内容 この機に考えて見たい、あるいは講師に考えて欲しい事例がありましたら、松田か担当者まで事前にお知らせください。解析・議論した内容は、講師と提案者の双方の同意がない限り、この講座限りとします。数理生態学が実際に役立つのか、身近な事例で試してみましょう!

参考図書 松田裕之『環境生態学序説=持続可能な漁業,生物多様性の保全,生態系管理,環境影響評価の科学』の内容に基づき、その後の進展とあわせて紹介します。*ご希望の方に著者割引します。事前に松田までお知らせください。


8/25松田の講義内容(予定=OHP資料が必要な方は各自下記下線部より入手願います)
絶滅危惧生物の判定基準(ミナミマグロ問題)(668kb)

環境庁植物レッドデータブックと絶滅リスク評価(264kb)

愛知万博と環境影響評価法(2092kb)

エゾシカ保護管理計画と改正鳥獣保護法(637kb)

中池見液化天然ガス備蓄基地と生態リスク・便益分析(532kb)

山口県ツル飛来地問題(252kb)

課題演習:皆さんが関心を持つ課題について、以下のことを紹介してください。私が取り上げた上記の課題についても、同様に下記の通りご意見を歓迎します。お一人で複数の課題に取り組まれても、何もされなくてもかまいません。義務ではありません(全員から伺うと、私もたいへんかもしれません)。また、匿名でかまいません。講義中にできる限り原則匿名で紹介させていただきますが、外部に無断で紹介することはありません。

0. 取り上げたい課題

1. 置かれている状況の簡単な紹介(上記4課題は省略可。ただし、状況についてご自身の視点があれば是非書いてください)

2. 事業者、行政担当者、識者委員、その他利害関係者がどう振舞うと予想されるか、あるいは振舞ってきたか

3. 皆さんが考える現実的な解決策

4. それを実現するために、環境コンサルタントや委員が何をどう提案すべきか?(省略可)

5. 数理モデルがどう役立つか(役立たないか、あるいは実際にどうだったか)についての期待

(回答は匿名でもかまいません。松田宛か事務局宛てに事前または当日に提出してください)

その他参考となるリンク 松田の講義頁 松田の主張


講座の目的は、生物の絶滅確率や行動パターンを解析・予測するツールである数理生態学についての講義・演習を受けることにより、その思考プロセス、データ収集法および各パラメーターの設定法等について修得することとする。主な受講者として、行政、コンサルタント等の実務担当者が多いことが想定されることから、環境アセスメントや事業における保全対策への適用性についてもご教示いただき、実際の事例における活用を目指すものとする。招聘する講師は、本分野の最先端でご活躍される4人の先生方とし、数理生態学の基礎から最新の研究事例までをご教示いただく。

2. 開催日時・場所・招聘講師
福岡市内(8/25は九州大学工学部本館10番教室)、午前10:00-午後5:00
5/26 九州大学大学院理学研究院  巌佐 庸 「数理生態学で何ができるか」
6/23 三重大学生物資源学部  原田 泰志 「数理生態学の適用性=魚類」
7/14 東京大学大学院農学生命科学研究科 鷲谷 いづみ 「数理生態学への期待=植物と生態系」
8/25 東京大学海洋研究所 松田裕之 「数理生態学の適用性=実事例への適用へ向けて」

3.問いあわせ先
・九州大学大学院工学研究院環境都市部門 教授 楠田 哲也
  TEL:092-642-3301 FAX:092-642-3322 E-mail:kusuda@civil.kyushu-u.ac.jp
・西日本技術開発(株) 環境部 原田 圭助
  TEL:092-781-2625 FAX:092-726-4880 E-mail:k-harada@wjec.co.jp
・応用生態工学研究会事務局  代表 熊野 可文
 TEL:03-5216-8401 FAX:03-5216-8520 E-mail:see@blue.ocn.ne.jp