日本生態学会第64回大会企画集会T02 (2時間):風力発電の鳥衝突と希少猛禽類の絶滅リスク
企画者 :松田裕之(横浜国大),北村亘(東京都市大)
 2017年3月15日(水)9:00-11:00 H会場
近年、風力発電の環境影響評価(EIA)において累積影響がよく議論されるようになったが、希少猛禽類の衝突死が各事業でどこまで許容されるかは明確な基準がない。また北海道全体でどこまで許容されるかは1事業者の裁量を超えている。本来これらは国が指針を作るべきである。個体群の存続可能性への影響が重要とすれば、地域個体群の絶滅リスクがその指標となる。マガンについては実際の衝突事例がほとんどなく、絶滅リスクは十分低いが、オジロワシは衝突事例が少なからずあり、吟味が必要である。本集会では、鳥衝突リスクの評価方法について議論し、順応的管理を含む今後の風力発電EIAへの適用方法を議論する。

講演者(一人12+3分(時間厳守)

総合討論(45分) 司会:松田裕之

コメンテータ