抜粋 詳しくは大学のシラバスを参照
春学期・月・5限
3年生〔2単位〕
科目 保全生態学T(Conservation EcologyT)
担当教員 風呂田利夫・長谷川 博・瀧本 岳・松田裕之
【1】授業の到達目標及びテーマ
地球規模ならびに身近な地域の生態系は人為的影響により大きく劣化しており,この生態系に対して保全はもとよりさらには修復ならびに再生が求められている.このような社会的状況のもとで,保全生態学は生態学を基盤とし,教育,農水産,都市工学と結びつきながら応用生態学の分野として急速に発展しつつある.この科目では、保全生態学とは何か、その社会的意義、生態学的視点と手法について、各教員の研究分野と関連した講義を行う。
【2】授業の概説
本講義では、保全生態学とは何か、生態学と保全生態学の関係、そして生態学の応用分野としての保全生態学による生物ならびに生態系保全再生への取り組みについて、研究者の経験をふまえた講義を受けることで、基本的な理解を深める。さらに、今後の生態系の修復や再生について、リスク管理ならびに倫理的視点の重要性も学習する。
【3】授業計画
No. 内 容 〔担当教員〕
1 保全生態学とは 松田
2 保全生態学の歴史 松田
3 リスク管理としての保全生態学 松田
4 環境再生事業の倫理 松田
14 社会の持続的発展と生態リスク学 松田
【4】教科書・参考書・参考資料等
松田裕之「生態リスク学入門」共立出版。
山岸 哲(編)「保全鳥類学」。京都大学出版会。
鷲谷いづみ、矢原徹一「保全生態学入門」文一総合出版。