UDC-SEA ヨコハマ海洋環境みらい都市研究会・第1分科会
日本は海に抱かれた国です。東日本大震災では大津波が押し寄せ、環境汚染・資源の減少など様々な問題がある一方、近年、海の果たす役割として、食料や資源、エネルギーの確保などが見直されつつあります。そんななかで、横浜は開港以来、港を中心に発展してきた歴史を持ち、海洋に関連する大学・企業・研究所が多く立地しています。至近では「インナーハーバー構想」は東日本大震災前に検討が行われ、都市計画に関する政策提言として一定の評価を得ました。横浜都心臨海部を中心に、目指すべき21世紀の国際海洋環境都市としてのありようを考察し、新たな政策提言を行っていきます。
UDCとは Urban Design Centerのことで、各地にあります。詳しくはUDCKのUDCネットワークを参照。
学生団体「横浜はまみらいプロジェクト」サイトもよろしくUDC-SEA 第1分科会開催
日時:2019年3月7日(木)18:30〜20:00
場所:リスト関内ビル 2階会議室
2019年3月7日(木)18:30〜20:00に、14名の参加により、リスト関内ビル 2階会議室にて開催しました。 横浜国大3年 Next Urban Lab「うみみらい都市」(現:「はまみらいプロジェクト」メンバー) 松田拓己君に「新市庁舎開設に向けて、ブルーカーボンと潮入の池を融合させた市民の憩いの場を提案」を投影資料を用いて発表いただき、意見交換しました。また、帆船日本丸横浜みなと博物館島宗美知子氏に「横浜みなと博物館開館30周年企画展」について紹介いただき、参加者からと意見交換しました。最後に松田より、JST ベルモント・フォーラム共同研究公募「海洋の持続可能性のための超学際研究」への申請案件について紹介がしました。また、来月より始まる学振日英共同研究Blue Seas Thinking について紹介しました。
年 | 開催日 | 行事 |
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2019 | 3/7 | 第一分科会開催。横浜国大3年松田拓己君「新市庁舎開設に向けて、ブルーカーボンと潮入の池を融合させた市民の憩いの場を提案」ほか |
2018 | 10/30 | 横浜国立大学 Next Urban Labo 「ヨコハマ海洋環境みらい都市研究室」と連携し「公開勉強会 海藻のエネルギー・資源化」を開催した |
6/23,24 | UDC イニシアチブ主催「アーバニスト(まちづくりディレクター)養成プログラム」にて信時正人(共同代表),野原卓(第3分科会長)がモデレータ,講師 | |
2018 | 3/7 | 秋元康幸氏「特別記念講演」〜横浜市・都市デザイン 38年間の仕事と今後〜 |
2017 | 12/04 | 第15回シンポジウム「海の10年とこれから」 |
2016 | 11/15 | オーシャンスパイラル梶@米澤徹哉氏の講演 |
10/8 |
全国まちづくり会議2017(横浜市大YCUスクエア)セッション企画 | |
10/5 | 第5回UDC会議in柏にて野原第2分科会長がコーディネータ | |
9/19 | みなとまち大学リーグ(仁川)にて松田講演にて海洋環境未来都市横浜の紹介。 | |
9/11 | 横浜国大地域連携推進機構「Next Urban Lab」ユニット「ヨコハマ海洋環境みらい都市研究室」認可 | |
7/7 | 松田「ブルーカーボン:海洋生態系が吸収する二酸化炭素」(朝日新聞WEBRONZA)掲載; | |
6/1 | 桑江氏らが「ブルーカーボン―浅海におけるCO2隔離・貯留とその活用― 」(地人書館)出版。信時氏ら執筆 | |
5/11 | 横浜国大において合同セミナー「海洋と海洋資源の保全と持続可能な開発の実現に向けて」を開催し、S-14-2(1)古川分担者が講演。 | |
3/15 | 第一分科会会議(開港記念館) 桑江朝比呂氏(港空研)が「ブルーカーボンをめぐる国内外の研究・施策・実践の動向」講演 | |
2/10 | 「ブルーカーボン研究会」設立記念講演会(西新橋)が開催され、桑江朝比呂氏らが基調講演 道志水源林100年記念事業 | |
2016 | 8/2 | 道志村で養老の森の関連行事「大人も子供も道志村を遊び倒そう!」 |
2015 | 8/15 | NPO法人グリーンバレー・ 信時正人(2016)「神山プロジェクトという可能性 (~地方創生、循環の未来について~)」(廣済堂出版)出版 |
6/29 | 18:30- 第一分科会会議(開港記念館) | |
6/4 | 東大生産研公開シンポジウム「都市と気候変動問題」 | |
5/21-22 | UDC-SEA第一分科会 道志村合宿 FB Blog | |
5/14-1 | 世界トライアスロン大会シリーズ横浜大会 チャリティー(含ブルーカーボン協力金) | |
5/13 | 第4回アーバンデザインセンター会議。福島県田村市 | |
4/23-24 | ブルーカーボン・ヨコハマ コンブ プロジェクト収穫祭 | |
4/21 | UDC-SEA第一分科会会議 「横浜ブルーカーボン事業について」 | |
3/2 | 第2回研究会(東戸塚地区センター) | |
2/28 | ヨコハマ海洋市民大学×横浜市立大学行事「ヨコハマの海と海中デザイン」石井彰さん13:10-14:10 大さん橋CIQプラザ | |
2/23 | UDC-SEA総会 | |
1/27 | 第4回ブルーカーボン・シンポジウムin横浜 | |
1/13 | 第1回研究会(東戸塚地区センター) | |
2015 | 12/7 | 横浜国大・統合的海洋教育・研究センター第13回公開シンポジウム「地球温暖化にやさしいヨコハマを目指して」, 開港記念館 |
10/24 | UDC-Sea(ヨコハマ海洋環境みらい都市研究会) 発足大会 Bukatsudo Hall 14-16時 プログラム; | |
10/2 | 松田裕之「気候変動統合策としてのブルーカーボンの評価」 SPEED研究会, アルカディア市ヶ谷 | |
2014 | 11/30 | Blue Carbon Workshop (横浜国立大学) |
都市のベースとなる環境・エネルギーと防災対応を平時から備えた経済社会システムの構築。海洋文化・創造都市を中心とした交流都市。海洋の恵みに関連するイノベーション都市。そして、新たな海洋型ライフスタイルの提案としてまとめていきます。これらを、「市民大学」という場で、クロスして議論することにより、市民への貢献、市民意識の喚起、未来の海洋都市づくりへとつなげるための知見を集約していきます。 上記趣旨に照らして、このサイトに盛り込むべき情報、リンク先をどしどしお寄せください(連絡先:工事中)
きれいな海、豊かな海、海を楽しもう!
国際海洋環境都市としてのまちづくり
海は大きなエネルギー源
みんなで考え始めよう⇒
ヨコハマ海洋市民大学
《市民参加型プラットフォーム…1,2,3の合同》
Keywords 海藻、海洋生物、ブルーカーボン、魚食、スポーツ(SUP、ヨット、トライアスロン)
【分科会主査】 松田裕之 (横浜国立大学環境情報研究院 教授)
【分科会事務局】 小池道子 (横浜市文化観光局)
【メンバー】 座間吉成(金沢臨海サービス)
考え方(推敲中)
我々は、ここ数十年間、海を身近に感じていたことがあったでしょうか??これまで背を向けてきた海や川。これからの時代、海や川に目を向け、それらと共生していく時代になったと思います。多くの人にとっては、180度の転換でしょう。これまで使い汚してきた海、本来はきれいで、豊かで、命をはぐくんできた海、これをどう再生していくのか。我々は、まずここから考えていきたいと思います。海に面し、これまで港湾都市として発展してきた横浜は、特にその責務を負っているのではないでしょうか? けれども、肝心の市民にとって海はどれくらいの重みを持ってきたのでしょう…里海という言葉があります。すぐそこの自然にある資産を活用していこう、という里山資本主義の海版です。日本人は身近で貴重な資産を忘れて、海外からエネルギーや食料を輸入してきました。この“人の生”に根本的にかかわる分野を、海外の資産に依存する社会システムを作り享受してきたのです。貴重で重要な資産を蔑にし、汚しても何も感じないうちに、横浜のまちづくりをしてきたのかもしれません。 180度の転換と言いました。これからの都市つくりに必要なのは海や川など、もちろん森もですが、身の回りにある自然を住みよく、きれいにすることから始まります。そして、海や川が本来持っている豊かさを取り戻し、それを享受できるまちを作っていくことが、私たちの描く未来の街の姿です。また、海は本来遊べるところです。海岸線140kmの横浜市ですが、自然海岸は、たった1.2kmしかありません(人工海浜は含まれません)。そこで海水浴や潮干狩りが行われています。ほかにもマリーナではヨット、クルーザーもあり、シーカヤックや最近ではSUP(スタンドアップボード)で楽しむ人も出てきています。ただし、それが横浜の文化になっているかと言えば、まだまだの感ありです。 さて、20世紀から21世紀へと、価値観の転換した中でいかに都市を作っていくか、海洋都市横浜の進む方向は?!まず、足元を見つめなおし、横浜のよって立つところを自覚し、環境を整えて、進んでいきたいと思います。 この分科会では、トライアスロンまでできるようになった横浜の海を、更に美しい海にし、その本来の豊かさを取り戻し、地球温暖化対策にも役立つようなものに再生していく事、そして、生活の中でごく普通に楽しめるような行動を誘発し、愛情を持って海洋都市つくりを推進していく市民を育てていく事を目的とした活動を行っていきたいと思います。その為に、海藻など海洋生物の復活、魚食の推進、ブルーカーボン事業の推進、海を楽しむスポーツの推進(トライアスロン、ヨット、クルーザー、カヤック、SUP)とそれに対応するまちづくりを考えていきます。
海辺の環境教育フォーラム 開催実績
横浜国大海センター 海洋利用研究会
一社法人里海イニシアチブ ブルーカーボン・一株オーナー
イクレイ (ICLEI:持続可能性をめざす自治体協議会)
C40 (世界大都市気候先導グループ)