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設立趣旨: 日本は海に抱かれた国です。東日本大震災では大津波が押し寄せ、環境汚染・資源の減少など様々な問題がある一方、近年、海の果たす役割として、食料や資源、エネルギーの確保などが見直されつつあります。そんななかで、横浜は開港以来、港を中心に発展してきた歴史を持ち、海洋に関連する大学・企業・研究所が多く立地しています。至近では「インナーハーバー構想」は東日本大震災前に検討が行われ、都市計画に関する政策提言として一定の評価を得ました。横浜都心臨海部を中心に、目指すべき21世紀の国際海洋環境都市としてのありようを考察し、新たな政策提言を行っていきます。
UDCとは Urban Design Centerのことで、各地にあります。詳しくはUDCKのUDCネットワークを参照。
UDC-SEA第一分科会の主な関連行事 予定
第一分科会の最近の動き
都市のベースとなる環境・エネルギーと防災対応を平時から備えた経済社会システムの構築。海洋文化・創造都市を中心とした交流都市。海洋の恵みに関連するイノベーション都市。そして、新たな海洋型ライフスタイルの提案としてまとめていきます。これらを、「市民大学」という場で、クロスして議論することにより、市民への貢献、市民意識の喚起、未来の海洋都市づくりへとつなげるための知見を集約していきます。
上記趣旨に照らして、このサイトに盛り込むべき情報、リンク先をどしどしお寄せください(連絡先:工事中)
Keywords 海藻、海洋生物、ブルーカーボン、魚食、スポーツ(SUP、ヨット、トライアスロン)
【分科会主査】 松田裕之 (横浜国立大学環境情報研究院 教授)
【分科会事務局】 小池道子 (横浜市文化観光局)
【メンバー】 座間吉成(金沢臨海サービス)
考え方(推敲中)
我々は、ここ数十年間、海を身近に感じていたことがあったでしょうか??これまで背を向けてきた海や川。これからの時代、海や川に目を向け、それらと共生していく時代になったと思います。多くの人にとっては、180度の転換でしょう。これまで使い汚してきた海、本来はきれいで、豊かで、命をはぐくんできた海、これをどう再生していくのか。我々は、まずここから考えていきたいと思います。海に面し、これまで港湾都市として発展してきた横浜は、特にその責務を負っているのではないでしょうか?
けれども、肝心の市民にとって海はどれくらいの重みを持ってきたのでしょう…里海という言葉があります。すぐそこの自然にある資産を活用していこう、という里山資本主義の海版です。日本人は身近で貴重な資産を忘れて、海外からエネルギーや食料を輸入してきました。この“人の生”に根本的にかかわる分野を、海外の資産に依存する社会システムを作り享受してきたのです。貴重で重要な資産を蔑にし、汚しても何も感じないうちに、横浜のまちづくりをしてきたのかもしれません。
180度の転換と言いました。これからの都市つくりに必要なのは海や川など、もちろん森もですが、身の回りにある自然を住みよく、きれいにすることから始まります。そして、海や川が本来持っている豊かさを取り戻し、それを享受できるまちを作っていくことが、私たちの描く未来の街の姿です。また、海は本来遊べるところです。海岸線140kmの横浜市ですが、自然海岸は、たった1.2kmしかありません(人工海浜は含まれません)。そこで海水浴や潮干狩りが行われています。ほかにもマリーナではヨット、クルーザーもあり、シーカヤックや最近ではSUP(スタンドアップボード)で楽しむ人も出てきています。ただし、それが横浜の文化になっているかと言えば、まだまだの感ありです。
さて、20世紀から21世紀へと、価値観の転換した中でいかに都市を作っていくか、海洋都市横浜の進む方向は?!まず、足元を見つめなおし、横浜のよって立つところを自覚し、環境を整えて、進んでいきたいと思います。
この分科会では、トライアスロンまでできるようになった横浜の海を、更に美しい海にし、その本来の豊かさを取り戻し、地球温暖化対策にも役立つようなものに再生していく事、そして、生活の中でごく普通に楽しめるような行動を誘発し、愛情を持って海洋都市つくりを推進していく市民を育てていく事を目的とした活動を行っていきたいと思います。その為に、海藻など海洋生物の復活、魚食の推進、ブルーカーボン事業の推進、海を楽しむスポーツの推進(トライアスロン、ヨット、クルーザー、カヤック、SUP)とそれに対応するまちづくりを考えていきます。
このサイトの問合せ先 松田裕之 email matsudaynu.ac.jp