前回の連載　「共生の世紀」　演習「演習：環境リスクを計算する」（中西・益永・松田編著、岩波書店）

1. わかってからでは遅すぎる
2. リスクを飲む：水道水のリスク
3. リスクを冒す：水産資源管理とリスク評価
4. リスクを避ける：外来種法とブラックバス問題
5. リスクを嫌う：トドの絶滅リスク
6. リスクを操る：リスクを操る?ダムと生態系管理?
7. リスクを食らう：魚の水銀含有量
8. リスクに学ぶ：新たな自然観へ

第１回　わかってからでは遅すぎる

• 文科省21世紀COE「生物・生態環境リスクマネジメント」拠点文科省科学研究費補助金（企画調査）「予防原則の適用基準とその科学的基礎に関する学際研究」
• 中西準子・益永茂樹・松田裕之編著「演習：環境リスクを計算する」（岩波）
• 日本産植物の絶滅リスク評価 （環境省のレッドデータブックはここを参照）
• ミナミマグロは絶滅するか？

第2回　リスクを飲む

• 中西準子・益永茂樹・松田裕之編著「演習：環境リスクを計算する」（岩波）　第3章「絶対に安全な水はあるか？」の演習問題のためのExcelファイル
• 米環境保護局の包括的リスク情報システム（IRIS）のサイト
• 演習：図２で、q=100としたとき、またはq=1で感染者死亡率を0.01から0.00001に直したときの全リスクを最小にする塩素殺菌水準CTを求めよ。

第３回　リスクを冒す水産資源管理とリスク評価

• 平成16年度の資源評価と生物学的許容漁獲量（ＡＢＣ）算定のための基本規則
• 許容漁獲量制度のリスク評価を行うExcelファイル

第４回　リスクとつきあう：外来生物法とブラックバス

• 付表　外来生物法に係る用語とその意味
• 環境省「外来生物法」関連サイト　法律など
• 環境省特定外来生物被害防止基本方針　概要
• 環境省特定外来生物の解説 種名一覧
• 未判定外来生物及び種類名証明書添付生物について（案）
• 要注意外来生物について
• 生物多様性条約第６回締約国会議決議（2002年４月=英文）
• 横浜国立大学小池文人氏「生物侵入リスクの評価と管理」(2005.5改訂）
• 日本生態学会総会決議（2002年3月28日）「外来種管理法（仮称）」の制定に向けての要望書
• WWFの化学物質キャンペーン（WWF DetoX Campaign）
• 国際海事機関「船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための国際条約」の採択について 」
• 松田裕之・安江尚孝・森山彰久(2003)農林水産技術会議行政対応特別研究「外来魚コクチバスの生態学的研究及び繁殖抑制技術の開発」報告書

第５回　リスクを嫌う：トドの絶滅リスク

• IUCN　2000 Red Data Book（絶滅危惧種が検索できるデータベースサイト）
• 環境省　絶滅危惧種情報

第６回　リスクを操る：ダムと生態系管理

• Excelファイル(2005/9/15更新)
• 国土交通省河川水文データベース
• 国土交通省（2004）：ダム事業−地域に与える様々な効果と影響の検証−平成13年度〜平成14年度プログラム評価書

第７回　リスクを食らう：魚の水銀含有量

• Excelファイル
• 厚生労働省医薬食品局食品案全部基準審査課「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて（概要）」2005年8月12日
• 中西準子氏の雑感　2005.9.7　2003.6.30　2003.6.22　2003.6.12　2003.6.9

第８回　リスクに学ぶ

• 石西礁湖のオニヒトデ対策
• 規制科学 regulatory science たとえば平川秀幸氏「欧米のレギュラトリー政策および政策研究の現在：リスク管理における不確実性への対応」を参照。
• 国際捕鯨委員会（IWC)
• 横浜国大21世紀COE拠点「生物生態環境リスクマネジメント手続きの基本形（案）」
• 日本生態学会生態系管理専門委員会「自然再生事業指針」

  ---

誤植訂正

(1) わかってからでは遅すぎる
リスクの科学の誕生
p3.左　リスクを扱いには、→　リスクを扱うには

(2) リスクを飲む
p3.右　総じて、表1に示された塩素化合物濃度では、→　総じて、表1に示された塩素化合物濃度では、

(3) p.1右　リスクを冒す、水産資源管理とリスク評価→　(3) リスクを冒す、水産資源管理とリスク評価
p2.右　Ftargett→　Ftarget
p3.右下　古典的なMSY理論にもとづく気丈の空論→　古典的なMSY理論にもとづく机上の空論