YNU研究拠点
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生態リスク・地域環境学研究拠点 (旧研究拠点)
Research Center for Eco-risk and Local Environmental Sciences
(former site) last updated on Feb. 14, 2018
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GCOE「アジア視点の国際生態リスクマネジメント」で培った伝統知と科学知の融合を図るTrans-disciplinary(TD)科学の取り組みを継承し、鈴木前学長が日本ユネスコ国内委員会分科会主査を務めたユネスコMAB(人間と生物圏)計画を始め、持続可能な開発目標(SDGs)「に基づく自然資産の保全と利用のあり方を、ユネスコ世界遺産、ジオパーク、世界農業遺産などの国際的取組みを活用し、各地の自然資源を活用した地域の自立と活性化の活動に資する専門家の相互交流を図り、総合地球環境学研究所の「地域環境知形成による新たなコモンズの創生と持続可能な管理」プロジェクトと連携し、その成果を発展させ、本学における活動を担うとともに、各地域の実践活動との協力体制を築く。
愛媛大佐藤哲教授のJST-RISTEXの分担者としてTD科学の手法に基づきMAB計画など地域のSDGsの取り組みを各地の地域メンバーと連携して進め、事例研究の教訓をMAB計画、IPBES、IPCC、Pew海洋保全フェロー会議、JICA事業、国連大学IASなどを通じて世界に提案する。MABの国内ネットワークや各地の事例研究を通じて文科省(MAB、RISTEX)、環境省(世界遺産、国立公園等)、経産省(風力発電、水質生態リスク)、農水省(農業遺産)などに、生態リスク学に基づくTD科学のあり方を提案する。
メンバー構成
主な業績・研究実績 (松田 酒井 及川 小池 森 益永 金子 古川)旧拠点の業績も参照
関連する大型研究事業
関連する共同研究
論文等
松田裕之
- Occurrence, distribution and ecological risks of antibiotics in freshwater finfish and brackish water shellfish aquaculture in Bangladesh. Chemosphere 188:329-336. (2017)(益永他と共著)
- Evaluating the impacts of wood production and trade on bird extinction risks. Ecological Indicators 71: 368–376.(2016)(PDほかと共著)
- An improved methodology for calculating the nitrogen footprint of seafood. Ecological Indicators 60:1091-1103. (2015)(院生ほかと共著)
益永茂樹
- リスク学入門5科学技術からみたリスク、岩波書店(2007)益永茂樹編著
Persistent Organic Chemicals in the Environment: Status and Trends in the Pacific Basin Countries I Contamination Status, ACS Symposium Series Vol. 1243, American Chemical Society.(B.G.Loganathanらと共著)
- Impact of Bioavailability Incorporation on Ecological Risk Assessment of Nickel, Copper, and Zinc in Surface Waters, Water, Air, & Soil Pollution 227: Article 480(2016、共著)
金子信博
- Two-year responses of earthworm abundance, soil aggregates, and soil carbon to no-tillage and fertilization. Geoderma. (2018、院生らとの共著)
Priorities for research in soil ecology. Pedobiologia 63: 1-7.(2017、国際共同研究)
一次生産の持続可能性のための土壌管理—熱帯プランテーションにおける保全管理の効果—. 環境科学会誌. 30: 82-87(2017、主著)
酒井暁子
- 酒井暁子・松田裕之(2018/1)地域に生かす国際的な仕組みーユネスコMAB計画. 佐藤哲・菊地直樹編『地域環境学 トランスディシプリナリー・サイエンスへの挑戦』東京大学出版会, pp245-258
- 酒井暁子・松田裕之 (2016/3) 特集「持続可能社会を実現するための実効性のある制度としてのユネスコエコパークの可能性」趣旨説明. 日本生態学会誌 66:119-120
- 酒井暁子(2016/3)ユネスコエコパークの評価と今後の運用に向けての提言-インターネット検索ヒット数を用いた制度間の比較分析から-日本生態学会誌
66:165-172
及川敬貴
- 自然保護の訴訟ー生態系サービス訴訟への変異環境法政策学会誌 20: 67-90(2017/3、単著)
- 生物多様性というロジック―環境法の静かな革命, 勁草書房. 186頁.(2010、単著)
- ABS法の可能性と課題―生物多様性保全との関係を中心に, ジュリスト1417: 16-22.(2011、単著)
小池 治
- Osamu Koike, Masanori Kobayashi, Nobuhiro Kaneko, Shinji Yoshiura(eds.)(2014)Sustainable Living with Environmental Risks, Springer
- サブサハラ・アフリカのガバナンスと行政改革、季刊行政管理研究 134:3-18.(2014、単著)
- Traditional Knowledge for Sustainable Development:: A Case from the Health
Sector in Kerala, India. Global Environmental Research 14: 167-175.(2010、主著)
森章
- Biodiversity increases the resistance of ecosystem productivity to climate extremes.Nature 526:574-577(2015,共著)
- Response diversity determines the resilience of ecosystems to environmental change. Biological Reviews 88, 349-364 (2013、主著)
- Ecosystem management based on natural disturbances: hierarchical context
and non‐equilibrium paradigm. Journal of Applied Ecology 48:280-292(2011,単著)
古川恵太
- 古川恵太(2018)海洋・沿岸域の総合的管理によるサンゴ大規模白化対策に向けて.日本サンゴ礁学会誌 19:151-160.
- 古川恵太(2018)東アジア海域における沿岸域の総合的管理とマングローブ林の保全・再生、沿岸域学会誌 30(4)、57-66.
リンク